本日は70本バットを振りました。
こういう時代こそ、英雄が現れて欲しいものです。
「自粛警察」の英雄ではないですよ。
そもそも器が小さい人のすることなので。
コロナウィルスより小さいでしょう。
と、思っているところへ、小説を見つけました。
『英雄の器』芥川龍之介です。
この冒頭部分を読みながら、バットを振りました。
劉邦側の面々が、項羽を倒した直後「項羽」が英雄だったかどうか、の話しを始めます。
『英雄の器』芥川龍之介
「何しろ項羽と云う男は、英雄の器じゃないですな」➓本スイング
漢の大将呂馬通は、
ただでさえ長い顔を、
一層長くしながら、❺
まばらな髭を撫でて、こう云った➓
彼の顔のまわりには、
十人あまりの顔が、❺
皆まん中に置いた
燈火の光をうけて、❺
赤く幕営の夜の中に
うき上っている。➓
どれもいつになく
微笑を浮べているのは、➓
西楚の覇王の首をあげた❺
今日の勝戦の喜びが、❺
まだ消えずにいるからであろう❺
以上。
バッティングの話はいつものごとく、割愛し、文学作品に集中します。
いきなり
「項羽は英雄の器ではない」
と来ました。
私は英雄だと思っていますので、
「え、何故に?」
となってしまい、先を読みたくなるのです。
流石に文豪というか、「つかみ」に成功しています。
このあとのことは、語るわけには行きません。14ページしかないので、読んでいただきたく思います。
『英雄の器』 芥川龍之介
「「何しろ項羽と云う男は、英雄の器じゃないですな。」 漢の大将呂馬通は、ただでさえ長い顔を、一層長くしながら、疎な髭を撫でて、こう云った。彼の顔のまわりには、十人あまりの顔が、皆まん中に置いた燈火の光をうけて、赤く幕営の夜の中にうき上っている。その顔がまた、どれもいつになく微笑を浮べているのは、西楚の覇王の首をあげた今日の勝戦の喜びが、まだ消えずにいるからであろう」
という事で、私はコロナは中国から発生したと想像しています。
その中国のお話で、バットを振ったのは皮肉なものです。
しかしこういう戦記物を読みながらのバットの素振りは、熱を帯びます。
モチベーションが上がるというか。
野球選手はほどほどに参考にして欲しいです。
「ほどほど」というのは、
昔、或る高校野球チームが、甲子園の決勝戦前夜、映画『仁義なき戦い』
を観て、士気を上げたそうですが、
高野連に怒られる、ということがありましたので。
『サザエさん』なら良かったのに。
本日の素振りの詳細はこれだけです。
2020/05/15 素振りの本数 : 70 本
文武両道スイング📚
18:55 +70 本
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文豪スイング 『英雄の器』